婚活で失敗する多くのケースは、理想が高すぎる人で、その理想に対して自分はどうなのかという、自身の分析ができていない人です。
多数決を取った場合、収入や資産が低い人よりは高い人の方がいいでしょうし、容姿が人並み以下(と言うよりユニークと表現した方がいいでしょうか?)の人より、誰もが認める容姿端麗な人の方がいいでしょう。
あえて、収入が無い方や、容姿がユニークな方を選ぶという人は少数派だと思います。
理想は言い出したらキリがありません。にも関わらず、理想ばかり追い求めて、それに比べてご自身はどうなの?という人が、まず最初に婚活で失敗されています。
世間一般から見て、自分はどのレベルなのかを見極めましょう。
自身の条件(学歴・収入・容姿など)や性格の長所や短所を整理して、自分のよいところを活かせる相手、自分の駄目な部分を補ってくれる相手を得よう!と考えていただければ、まず最初のハードルはクリアできると思います。
次に大事に考えたいのが、第一印象です。
恋愛における第一印象は、多くの場合あまり覆ることはありません。
この理由として、男女ともに、自分にない遺伝子を持つものに恋愛感情を抱くよう、それを嗅ぎ分ける能力が本能として脳に刻まれているという説があります。
子孫繁栄が生物の第一義と考えると、異なる遺伝子を求め合うという説をあながち軽んじることもできませんし、私自身の経験からも、第一印象で異性を感じる場合と感じない場合とがありますから、やはり第一印象は重要視しています。
とはいえ、異性を感じるかどうかは会ってみないことにはわかりません。
ですので、大事にしたいというのは、一般的な範囲での、相手に好印象を持ってもらうための努力です。清潔感とか、特別に着飾っていない(ファッションだけでなく、言葉使いや話の内容ですね)自然な感じとか、相手に失礼にならない態度という点です。
その後は、若き日のことを思い出して、恋愛を楽しみましょう。
話が下手な人は話術を身につけないと駄目とか、ファッションセンスを磨こうとか、異性の喜ぶことをするといったテクニック的なことはあまり関係ないと私は考えています。
恋愛の基本は、まず自分が好意を持つこと。
人は、自分に好意を持ってくれている人に対しては、鏡のように好意を返します。
それでも断られることもあるかと思いますが、人生同様、トライ・アンド・エラーです。
特に、恋愛が苦手という方ほど、このトライ・アンド・エラーを繰り返して、場慣れしていくことで、最終的に結婚に結つくことができるはずです。
実際の婚活は、すでに述べたように「出会いを得る場」です。
その出会いをどう育てていくかに重きを置いて、活動しましょう。
