熟年の婚活 中高年も婚活して幸せをつかもう!

こんにちは。早智子と申します。

58歳の団体社員です。某私立大学に事務員として勤務しております。

25歳で結婚をし、28歳の時に第一子を31歳の時に第二子を産み、育児と仕事との両立に励んできました。

結婚15年くらいでしたでしょうか…

私は、育児と仕事をするだけで精一杯になってしまい、主人の相手をするのをおざなりにしてしまったことは反省しています。

でも一方で。

どの家庭でも、夫婦揃って大変なのはお互いさまなのだから、話し合って欲しかったし、解決策を模索したかった…

ですが主人は、あっさりと「不倫」という方法で家庭から逃げてしまいました。

子どものことを思うと、すぐに「離婚」という決心をすることもできず、愛人とは別れてくれたので家庭を維持してきましたが、その後も主人は女性に関してはだらしない行動を多々取るようになり、家庭を顧みなくなってしまいました。

子どもたちからも、「無理してあんなお父さんと一緒にいる必要はないんじゃない?」と言われるようになり、下の子が大学を卒業し社会人になったのを機に離婚をしました。

私が勤めている会社は、定年が60歳ですが、その後も1年毎の契約を結ぶことで、嘱託として在籍することができます。

その上限が65歳です。

仕事があるうちはいいのですが、本当に引退した後は何をして過ごそうかなと、引退後に抱えることになるだろう精神的な寂しさを、少しずつ不安に思うようになりました。

熟年世代の再婚をどう考えるか

私の両親(特に母親)は、晩年、ご近所やサークルで友人をたくさん作っており、楽しそうに過ごしていました。

その姿を見ていたので、独りのままでも、それはそれで気楽でいいのかな?と考えていましたが、仕事を持っていた私には、ご近所付き合いというものがほとんどありません。

子どもを通じた友人はいましたが、子どもが巣立ってしまった後は、疎遠になってしまいました。

自分の人間関係を見つめなおしたとき、私は熟年の斜陽を痛感せざるをえませんでした。

私の両親の世代でしたら、母親が再婚するというのはほとんどありません。

夫と死別や離別をした人は、女でひとつで子育てをし、老後も再婚などせずに暮らした人が多数派だと思います。

でも、今は時代が違うので、熟年でも再婚して新たなパートナーを得るのもありなのではないか?と思いました。

というのは、長女が「私たちを気遣って独りでいる必要はないんだよ。いい男性がいるなら再婚してくれた方が私たちも安心なんだけどな」とつぶやいたことがあったのです。

確かに、子どもたちにしてみれば、年老いた親が一人寂しく暮らしているよりは、新たなパートナーと一緒に暮らしてくれている方が安心だと思います。

嫁ぐときにも、年老いた母を独り置いて…という罪悪感も無いでしょう。

再婚して新たなパートナーを得ることは、私自身のためだけでなく、子どものためにもいいことなのでは?と思ったのです。

熟年が再婚相手を見つけるにはどうしたらいいか?

熟年と言われる世代になってしまった私が、どうやって再婚相手を見つけるかについて、いろいろと調べてみました。

これが若い子であれば、合コンだの友人の紹介だのと、身近で異性を知り合える機会は山のようにあることでしょう。

一方で私の場合ですが、仕事繋がりの人は論外です。

お互い、立場が確率されてしまっているし、散々「表の顔」で付き合ってきているので、今更「裏の顔」を見せられてもお互い困惑してしまうだけです。

娘が言うには「就職活動も大変だったけど、今は結婚するにも、婚活をしなきゃなんだよね~」とのこと。

婚活という言葉は聞いたことがあります。

早速、婚活という言葉でインターネットでいろいろと調べてみたのですが、若い子向けのものばかり…

熟年世代の人は、結婚相談所に行くしかないのかな?と思い、ふっと思い出したのが茜会です。

よく、電車の釣り広告に「茜会」の広告がありましたので。

そこで、「茜会」について調べてみました。

中高年向けに特化しているだけあって、登録しているのは、私のような50代もたくさんいるみたいです。

1対1のお見合いだけでなく、パーティーも開催されている様子。

少なくとも、58歳の私が場違いになりそうな雰囲気はないようです。

が、まずはサロンに行く必要があり、その上で、本籍地のある役所から「独身証明書」を、大学からは「卒業証明書」といった書類を取り寄せ、運転免許証などで身分確認をしなくてはなりません。

写真も必要です。

仕事をしながら、手軽に出来るものじゃないな~とため息が出てしまいました。

昔と違い、どんどん利便性が高くなっていますので、ついつい「手軽に」と考えてしまいます。

それでもう少し調べてみると、「華の会メール」というのがありました。

いわゆる婚活サイト(出会い系サイト)と言われるものだと思います。

こちらも、どんな世代の人が登録しているのか調べてみたところ、50代後半はもちろんのこと、80代前半という人もいてビックリ!

今時は、80代でもパソコンやスマートフォンを使いこなすのか~と驚きつつ、一方で、婚活サイトの場合には、年齢の確認しかしないみたいです。

つまり、年齢は確かかもしれないけれど、パートナーがいるのに登録している場合がある・・・

さんざん、主人の女癖の悪さに苦労してきた私には、確実に安心して婚活をするには、面倒でも「茜会」になるのか・・・と思いました。

バスツアーで婚活

そんなことを調べているときに、娘のPTAをしていた頃からの付き合いで、同じくバツイチの友人から、旅行に行かない?と誘われました。

聞けば、婚活のためのバスツアーとのこと。

バスツアーなので、他の旅行会社が行っている日帰りのバスツアーとほぼ同じ仕組みです。

ただ、違うのは、婚活のためのバスツアーなので、例えば男女共に45~60歳と年齢制限があります。

どうせ、日帰りで旅行を楽しむのなら、出会いまであったら一石二鳥じゃない?と言われ、出会いはともあれ、これはこれで楽しいかも。友人ともなかなかゆっくり会えずにいたし・・・と思い、これはすぐに行動することができました。

今までも、そば打ち体験ツアーとか、ぶどう狩りツアーとか、いろいろなバスツアーに参加してきましたら、基本的にはこれらと同じ行程です。

違いは、バスに乗り込むとプロフィールカードというものを渡され、それに記入した後、1対1でのトークタイムになりました。

私は、そこまでの覚悟がないまま、ただ友人と2人で旅行を楽しめればいいやくらいに考えていたので、正直、本気度が違っていてビックリ!

全員と話せるように、途中で強制的な席替えもありましたし、観光地やサービスエリアでバスを降りる度に、ガイドさんからいろいろとアドバイスが来ます。(○○さんがあなたのことを気に入っているみたいなので、話をしてみてはいかがですか?というような)

これは、友人と一緒に参加したのは失敗だった~と思いました。

結局、私も友人も面食らっただけで終ってしまったのですが、「これは独りで参加した方がいいね」という感想は私も友人も同じでした。

結構楽しかったので、きちんと婚活であることを覚悟して、また参加してみようと思いました。

茜会・華の会・バスツアーの3本立て婚活

バスツアーは、日程の都合だけでなく、そもそも熟年世代向けのツアーが少なかったこともあり、友人と一緒に参加した以外には、1回しか参加することができませんでした。

その時は、すごく積極的な男性がいて、連絡先の交換までしたのですが、ツアーから帰った後に頻繁にお会いすることができないまま、自然消滅してしまいました。

お相手は積極的だったのですが、私の方は良い方だなと思っていただけで、男性として見ることができなかったのす。疎遠になってしまったのは私が原因だと思います。

参加できるバスツアーがなかなか無かったので、その間に華の会メールに登録もしてみました。

女性は無料な上、ネット婚活は時間に縛られずにできるので、気楽な気持ちで登録してみました。

友人と体当たりでバスツアーに参加した後だったので、ちょっと度胸がついていたかもしれません。

いざ、華の会メールでお相手を探そうとしてみたところ・・・

ここ、熟年向けの婚活サイトだけど、女性にはちょっと不利?と思いました。

もちろん、50代60代といった、私のお相手として丁度よい世代の人がたくさん登録はしているのですが、結構スルーされちゃうんです。

これは推測なのですが、男性の場合は自分の年齢よりかなり若い人を探しているんじゃないでしょうか?

例えば、50代の男性であれば30代の女性とか、60代の男性であれば40代の女性とか…

男性にしてみれば、私のような熟年世代の女性より若い女性の方がいいかもしれませんよね(T_T)。

もちろん、同世代の異性を探している人もいるのですが、遠方の人でお会いするのが難しそうな人だったり、生活スタイルや価値観が違いすぎて意気投合できなかったり…

一緒に婚活を頑張る、同志のような友人はできましたが、結局、華の会でご縁を見つけることができませんでした。

そんなこんなで時間が過ぎていったのですが、独身証明書や大学の卒業証明書が揃いましたし、婚活バスツアーは参加条件の合うものがなかなか無いし、華の会はパッとしなかったので、茜会を訪ねてみることにしました。

熟年の婚活は茜会がいい!


華の会は無料、紺かつバスツアーは1回1万円前後で参加できます。

が、茜会は結婚相談所なので、それなりのお値段になります。

大きく分けると、スタンダードコースになる[あかねコース]と、専任のカウンセラーがついてくれる[特別コース]があります。

初期費用が35,000円(登録料+事務手数料)で、[あかねコース]の場合は、毎月紹介していただく人数によって、月会費が8,000円(毎月2名)・10,000円(毎月3名)・17,000円(毎月6名)となります。

[特別コース]は初期費用として35,000円(登録料+事務手数料)+91,000円の専任カウンセリング料がかかり、月会費が、毎月1名紹介で10,000円、2名紹介で20,000円です。

他にも[セレクトコース]や[パーティーコース]がありますので、詳しくは公式ホームページで確認したり、資料請求をしてみてください。

私の場合は、[あかねコース]の月会費8,000円にしました。

毎月、そう沢山の人をご紹介いただいても、こちらは仕事をしておりますから、連絡も満足に取れずに終る可能性もあります。

気長に活動するつもりでしたので、毎月8,000円ならいいかな?と思ってのことです。

茜会に入会して良かったなと思ったのは、入籍に関してしつこくされなかったことです。

熟年の再婚の場合、入籍がゴールじゃない場合も多いと思います。私自身も、入籍するかどうかは、お相手次第と思っていましたし、中には入籍せずに事実婚というスタイルをとるカップルも多いと思います。

だからこそ、成婚料がないんだなと納得しつつ、金額の面だけでなく、精神面でも「早く結婚しなくては」と追い込まれるようなことはなく、とても良かったと思っています。

元通信会社勤務の方とお付き合いしています

茜会に入会して4ヶ月目でしたでしょうか?

7人目としてご紹介していただいた男性と、現在お付き合いをさせていただいております。

私より4歳年上なので62歳で、55歳の時に奥さまを病気で亡くされたそうです。

奥さまとの間にお子さんはできず、このまま独りで老後を過ごすのは寂しいと思われたそうで、奥さまの三回忌を終えた頃から、再婚を考えるようになったとお話しておりました。

私は東京都日野市在住なのですが、彼は東京都調布市在住。

お互いの生活圏が近いので、お会いしやすいと思って何度かお食事をご一緒させていただきました。

「この年齢になると、老々介護になっちゃうね」と笑いながら話した彼の笑顔がとっても素敵で、娘がいるとは言え自分の面倒を子どもにお願いすることは考えていなかった私も、「これからの熟年は、自分で自分のことを何とかしなきゃいけない時代だから、助け合える関係でいられるといいですね」とお答えしました。

すでに定年を迎えている彼ですが、嘱託社員として働いており現役です。

なので、平日はお互いに仕事に専念し、週末を2人で過ごすというサイクルで過ごしています。

入籍するかどうかは未だ決めていませんが、身体が健康なうちは、今までできなかったことを2人でしていこうと、今、共通の趣味を探しているところです。

彼はゴルフ、私はダイビングを少しやるので、一緒にゴルフをしたりダイビングをしたりしていますが、貸し農園を借りて野菜作りをしてみたいなと話しているところです。

未だ独身の娘にはすでに紹介しましたが、息子は結婚して遠方にいることもあり紹介はできてはいませんが、報告だけはしました。

「母さん、幸せになってよ。さんざん苦労してきたんだから…」

そう息子に言われたとき、ああ、これで良かったんだなと救われた気持ちになりました。

いろいろなご事情で、パートナーを失った人や、ずっと独りで頑張ってきた人も多いかと思います。

独りで暮らす気楽さがいいと思われる人はそのままでいいと思うのですが、少しでも再婚したい、パートナーが欲しいと思われる人は、婚活してみてはいかがですか?

私のようなおばさんでも、半年足らずでパートナーを見つけることができました。

もっと美しく、お子さんがいないといった好条件の方であれば、あっという間にパートナーを得ることができると思いますよ。

長文駄文にお付き合いいただき、誠にありがとうございました。